『本当の友達は何人いますか?』この質問に答えられますか?

生き方

大人になると「あなたには友達何人いますか?」という質問に対してすぐ答えを出せる人は少ないのではないでしょうか。

なぜなら子供の頃は単純に遊ぶ相手のことを友達と呼んでいたのに対し、大人になると友達の基準が曖昧になってくるため一緒に遊ぶだけの相手のことを友達とは言い切れないからです。

遊んでもそれっきりの関係になるかもしれないし、良く知りもしない相手のことをなかなか友達とは呼べません。

また過去に友情関係を築いていた相手でも、月日が流れ環境や価値観が変わっていくことで自分と相手との関係も変わり、必ずしも自分と相手の心が繋がっているとは言い切れません。

年を取れば取るほど友達の本質がよく分からなくなってきたので、一度頭の中で整理してみることにしました。

まず【友達】の意味を知ろう!

年を取るにつれて友達とはただ一緒に遊ぶ相手のことだけではなく、相手のことを思いやったり共感したり人としてその存在価値を認め、深く付き合う相手へと変化していきます。

何気ない話をして笑ったり一緒に面白いことをしたり困ったときに助け合ったり、時には家族にも相談できない悩みを打ち明けたり家族とはまた違う特別な存在です。

幼稚園、小学校、中学校、高校、専門学校、大学、職場、趣味などを通じた出会いなど、友達ちになるきっかけも様々です。

しかし、一度友達になったからといってこの友情を永遠に継続させることは現実では非常に難しく私達人間は常に進化していくものであるため、同じ条件で同じ場所に居続けることは困難であり環境の変化に応じて自分自身も変えていかなくてはなりません。

ライフステージによって変わる人間関係

学生時代いつも一緒にいた仲間も卒業してお互い環境が変わっていくと、毎日会っていた相手も週1回、月1回、年1回など徐々に会う機会も減っていきます。

浅い程度の付き合いであればそのうち年賀状でしかやりとりをしなくなり、気がつけば自然消滅なんてことはよくある話です。

深い付き合いをしていた友達の場合でも学生時代や独身時代は同じライフステージであるため悩みも共感し合えることも多かったのが、自分や相手の置かれている環境が変わることで抱えている悩みも変化していきます。

特に女性は年齢とともに結婚出産子育てなどデリケートな悩みも多くなってくるので、独身既婚者子持ちなどとお互いに環境が異なってくることで徐々に話のズレや戸惑いが生じてしまいます。

学生時代あれだけ仲が良かったはずなのに気が付けば話も合わない、話題を選ばないといけない、変な緊張感などを感じて友達なのに逆に気を遣う相手に変わってしまいストレスさえ感じてしまうこともあるのです。

また年齢や環境が変わることで金銭感覚価値観性格なども少なからず変化していくこともあるでしょう。

しかしこれは誰が悪いとかいう問題ではなく、人は生きている以上変わりゆくもので変化していくことは自然の流れであり避けられない現実だと受け止めるしかありません。

次第に自分の中にも違和感と葛藤が生まれる

何か違和感を感じながらも今まで通り友達関係を続けていくと、次第に自分の中で疑問を抱くようになります。

「これって本当に友達なの?」

友達なのに気を遣いすぎて自分が無理をしすぎて疲れてしまうし、何より一緒にいても楽しくないのです。

こういう感情を抱くとだんだん連絡を取るのも億劫となりそのうち相手に会いたいとすら思えなくなってしまい、そこまでの感情を抱かせる相手のことを果たして今まで通り友達と呼べるのか分からなくなってきます。

一緒にいて楽しくない、会いたくないという気持ちが生まれた瞬間、今後もその相手と繋がりを続けていくことは非常に難しくなっていくと予想されます。

無理して付き合うことで常に自分の中で葛藤が渦巻き、すっきりしない感情をいつまでも抱かなくてはなりません。

個人の付き合いよりもグループ付き合いの方が複雑で、グループだと付き合えるけど個人の付き合いだとなかなか続かない相手もいます。

中にはグループ全員とマンツーマンで話せる方も見えるでしょうが、グループの人数が多ければ多いほど全員と親密な関係を築くことは難しいのではないでしょうか。

私も学生時代に仲の良いグループが4人いたのですが、結婚して住む環境も変わり出産を機に環境や立場が異なっていくことで仲間との心の距離が生まれていきました。

1人はもともと性格が180度違うタイプだったのでグループ付き合いをしていてもほぼ個人で遊んだことはなく、結婚出産を機にどんどん価値観も合わなくなり私の方から離れていきました。

もう1人は趣味が似ていたり共感できる部分が多くその相手の人間性も好きだったので、以前から個人の付き合いができる関係で今もその相手とつながっています。

その他のメンバーとは個人個人の付き合いは乏しくても彼女達といると安らぎを感じたり私という存在を認めてくれる大切な人達だったのですが、今自分が立たされている立場と全く違う環境で生きている彼女達とは自然と悩みも異なり、結局年に1回年賀状のやり取りだけの関係になってしまいました。

結局のところマンツーマンの付き合いができていない相手とは関係を続かせることは難しくなってくるのだと感じています。

これは自分とは合わないから相手との関係を切るなどと単純なものではなく、相手との大切な思い出がある以上せっかく今まで続けてきた友情をこれっきりにしたくない、できればこれからも続けていきたいという感情も無視できないため結論を出すには難しい問題です。

自分の中でどの感情が一番強いのか改めて考え直し、もしまだその相手に対して自分との未来が見えるのであれば今後も長い目で友達関係を続けていき、もうその相手に対して自分との未来が全く想像できないのであればやはり今の関係を見つめ直すべきでしょう。

自分にとってマイナスな感情しか抱かない相手とつながっていていることは、限られた人生の中で実にナンセンスであると思えてならないのです。

過去にとらわれて無理な付き合いをして思い悩んでいるといつまでも自分は先に進めず未来は暗くなる一方です。

それよりも自分に合う居心地の良い相手を見つけた方がより人生を有意義に過ごせるのではないでしょうか。

だからといってその人との関係を完全になかったことにするのではなく、相手と過ごした時間は大切な思い出として心にしまっておけばいいのです。

面と向かって関係を切るのではなく少しずつ距離を置いて自然消滅するのが理想であり、そこでご縁がなかったとしても自分にとって本当に必要な相手であるならば、いつかまたその相手とどこかで繋がるかもしれません

まとめ

結局のところ自分にとって必要な友達とは個人の付き合いができて一緒にいて楽しい、また会いたいと素直に思える相手です。

変に気を遣いすぎることなく何気ない話が気軽にできて、ありのままの自分を見せれる無理しないで自分らしくいられる相手こそが本当に必要な友達なのではないでしょうか。

そして自分のことを必要としピンチの時は心から心配してくれて、なかなか会えずに離れていても自分と心が繋がっている相手です。

以上のことを踏まえて考えれば最初の質問である「あなたには友達何人いますか?」に対して自ずと答えが出てくるのではないでしょうか。

この地球上には70億以上の人が生存し日本だけでも現在1億2,649万人います(平成30年8月1日現在)が、これだけ人口がいるにも関わらず本当に必要な友達に出会える確率は割と低いような気がします。

自分にとって本当に必要な友達とは実に貴重でかけがえのない存在であり、決してお金では買えない宝物です。

友達は少ないより多い方が良いものであるという風潮もありますが、数ばかり重視して質が伴っていなければいざという時に頼れる存在はいないと思った方がいいかもしれません。

友達とは数にこだわるよりも質を重視した方が自分が本当に必要な時に頼れる存在となり人生がより豊かになるでしょう。

最後までご覧頂きありがとうございました。